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整体院サイトのGA4で見るべき5つの指標|予約につながるページを数字で見つける方法

約10分で読めます バディフル編集部

この記事の目次(8項目)
  1. なぜ整体院のGA4は「見る指標を絞る」必要があるのか
  2. 整体院のアクセス解析で見るべきGA4の5つの指標
  3. 5つの指標の比較表|どこで見て、何を判断するか
  4. 予約につながるページを数字で見つける手順
  5. GA4の数字を予約数の増加につなげる考え方
  6. バディフルの支援事例
  7. 月1回20分のGA4チェックリスト
  8. よくある質問(FAQ)

GA4を入れたものの、どの指標を見れば予約が増えるのか分からない整体院は少なくありません。本記事では、整体院のアクセス解析で見るべきGA4の指標を5つに絞って解説します。

この記事でわかること

  • 整体院サイトのGA4で優先して見るべき5つの指標と、それぞれの画面上の場所
  • 予約ボタンのクリックを「キーイベント」として計測する設定手順
  • 予約につながるページと、つながらないページを数字で見分ける方法
  • 月1回20分で回せるGA4チェックリストと、改善につなげる打ち手
結論:整体院のGA4は、チャネル・ランディングページ・エンゲージメント率・予約キーイベント・デバイス別CVRの5指標に絞ります。月1回20分の確認で、予約につながるページを特定できます。

なぜ整体院のGA4は「見る指標を絞る」必要があるのか

GA4(Googleアナリティクス4)は、2023年7月1日に旧版のユニバーサルアナリティクスがデータ処理を終えたことで、事実上の標準ツールになりました。ただGA4は標準レポートだけでも数十種類の指標があり、院長が施術の合間にすべてを読むのは現実的ではありません。

バディフルが支援してきた院でも、「GA4は入れているが、ほとんど開いていない」という声が多く聞かれます。原因の多くは、ページビュー数やユーザー数といった「量」の指標だけを見て、予約という「成果」とつなげていないことです。アクセスが月3,000件あっても予約が月5件の院と、月800件で予約が月20件の院では、後者のほうが経営的に健全です。

整体院のアクセス解析で大事なのは、「どこから来た人が、どのページを読んで、予約したか」の流れを数字でつかむことです。そのために必要な指標は、次の5つで足ります。

整体院のアクセス解析で見るべきGA4の5つの指標

指標1:セッションのデフォルトチャネルグループ(流入経路)

患者さんがどこからサイトに来たかを示す指標です。GA4では「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」で確認できます。整体院では主に、Organic Search(Google検索などの自然検索)、Organic Maps / Direct(Googleマップや直接入力)、Organic Social(Instagramなど)、Referral(ポータルサイトや他サイトのリンク)に分かれます。

見るべきポイントは、チャネルごとのセッション数ではなく「キーイベント数」です。たとえば自然検索のセッションが全体の60%でも、予約の70%がGoogleビジネスプロフィール経由なら、MEOに力を入れたほうが効率的だと判断できます。

指標2:ランディングページ(入口ページ)

患者さんが最初に開いたページです。「レポート」→「エンゲージメント」→「ランディングページ」で確認します。整体院サイトでは、トップページよりも「腰痛」「肩こり」などの症状別ページや、ブログ記事から入る人が全体の半数を超えることがよくあります。

入口ページごとに予約数を並べると、「集客はできているが予約につながらないページ」が見えてきます。アクセス上位のブログ記事に予約導線がまったくない、というケースは珍しくありません。

指標3:エンゲージメント率

GA4では、10秒を超えて続いたセッション、キーイベントが発生したセッション、2ページ以上が表示されたセッションを「エンゲージメントのあったセッション」と定義しています(Googleアナリティクス ヘルプより)。その割合がエンゲージメント率です。

旧版の「直帰率」に近い考え方ですが、GA4ではエンゲージメント率で見るのが基本です。ページごとのエンゲージメント率が極端に低い場合は、表示が遅い、ファーストビューで何の院か分からない、検索意図とページの内容が合っていない、といった原因が考えられます。Googleの調査(Think with Google)では、モバイルサイトの表示に3秒以上かかると53%の訪問者が離脱すると報告されており、まずは表示速度を疑うのが近道です。

指標4:キーイベント(予約ボタンのクリック・予約完了)

GA4では2024年に「コンバージョン」の名称が「キーイベント」に変わりました。整体院にとってのキーイベントは、予約ボタンのクリック、電話ボタンのタップ、LINE友だち追加ボタンのクリック、予約完了ページの表示などです。

この指標を設定していないGA4は、成果を測れない状態です。初期状態では予約は計測されないため、次の章の手順で必ず設定してください。

指標5:デバイスカテゴリ別のキーイベント率

「レポート」→「ユーザー属性」→「テクノロジー」でデバイス別の数字を確認できます。整体院サイトはスマートフォンからのアクセスが7〜8割を占めることが多く、バディフルの支援院の集計でもモバイル比率の中央値は約76%でした。

パソコンではキーイベント率が3%あるのに、スマホでは0.8%しかない、という差があれば、スマホ画面の予約ボタンが見つけにくい、フォームの入力項目が多い、といった問題が疑われます。

5つの指標の比較表|どこで見て、何を判断するか

指標 GA4での場所 判断できること 目安・注意点 改善アクション例
チャネル別キーイベント数 集客 → トラフィック獲得 予約を生む流入経路 セッション数ではなく予約数で比較する 予算と時間を成果の出ている経路に寄せる
ランディングページ エンゲージメント → ランディングページ 集客力のある入口ページ 上位10ページを毎月チェックする アクセス上位の記事に予約導線を追加する
エンゲージメント率 各レポートの指標列 ページが読まれているか サイト平均より極端に低いページを優先する 表示速度の改善、ファーストビューの見直し
キーイベント数 管理 → イベント → キーイベント 予約行動の実数 予約ボタン・電話・LINEを分けて設定する 予約ボタンの位置・文言を変えて比較する
デバイス別キーイベント率 ユーザー属性 → テクノロジー スマホでの取りこぼし PCとの差が2倍以上なら要注意 スマホ下部の固定予約ボタン、フォームの簡略化

予約につながるページを数字で見つける手順

ここからは、GA4を使って「予約につながるページ」を特定する手順を紹介します。初回の設定に1時間ほど、その後は月1回20分程度で回せます。

  1. 予約ボタンのクリックをイベントとして計測する:Googleタグマネージャーで予約ボタンのリンククリック(予約システムのURLへの遷移)をトリガーにし、「reserve_click」などの名前でGA4にイベントを送ります。電話タップ(tel:リンク)とLINEボタンも別のイベント名で分けて設定します。
  2. イベントをキーイベントとしてマークする:GA4の「管理」→「イベント」で、作成したイベントのキーイベント切り替えをオンにします。反映には最大24時間ほどかかります。
  3. データ保持期間を14か月に変更する:初期設定の2か月のままだと、前年同月との比較ができません。「管理」→「データの収集と修正」→「データ保持」で変更します。
  4. ランディングページのレポートにキーイベントを並べる:「ランディングページ」レポートで、セッション・エンゲージメント率・キーイベント数を表示し、キーイベント数の多い順に並べ替えます。
  5. ページごとのキーイベント率を計算する:キーイベント数÷セッション数で、ページごとの予約率を出します。「セッションが多いのに予約率が低いページ」が最優先の改善対象です。
  6. 改善して1か月後に同じ数字を比べる:予約ボタンの追加や文言変更などの改善を行ったら、日付とあわせて記録し、翌月に同じレポートで比べます。

GA4の数字を予約数の増加につなげる考え方

数字を見るだけでは予約は増えません。大事なのは、「強いページをさらに伸ばす」と「漏れているページを塞ぐ」の2つに分けて考えることです。

予約率の高いページは、患者さんの悩みと院の強みがうまく合っているページです。そのページへの内部リンクをトップページやブログ記事から増やすだけでも、予約数は伸びやすくなります。一方、アクセスはあるのに予約率が低いページは、記事の途中と末尾に予約ボタンを置く、料金や所要時間を明記する、院内の写真を加えるなど、予約前の不安を減らす工夫が効きます。

なお、予約システム側の管理画面にも「Web予約数」が残ります。GA4のキーイベント数(予約ボタンのクリック)と、実際の予約完了数を月ごとに見比べると、予約フォームの途中で離脱している人の割合も分かります。クリック数に対して完了数が半分以下なら、予約フォームの入力項目を見直す価値があります。

バディフルの支援事例

バディフルではこれまで500院以上の整体院・治療院の集客・経営をサポートしてきた中で、GA4を「入れているだけ」の状態から、予約につながる数字を毎月見る運用へ切り替える支援を行ってきました。

関東の一人院長の整体院では、月間約2,400セッションのアクセスがありながら、Web予約は月18件にとどまっていました。GA4で予約ボタンのクリックをキーイベントとして設定し、ランディングページ別に予約率を出したところ、料金ページを経由した人の予約率が4.8%だったのに対し、アクセス上位5本のブログ記事は0.6%と大きな差がありました。

そこで、上位5本の記事に「料金と施術の流れ」への内部リンクと予約ボタンを追加し、スマホ画面の下部に固定の予約ボタンを設置しました。その結果、3か月でWeb予約は月18件から月31件に増え、ブログ記事経由の予約率も0.6%から1.9%に上がりました。新しい記事を書いたのではなく、既存ページの導線を数字に基づいて直しただけという点がポイントです。

月1回20分のGA4チェックリスト

  • チャネル別のキーイベント数を前月と比べたか
  • ランディングページの上位10ページで、予約率の低いページを特定したか
  • エンゲージメント率がサイト平均より極端に低いページを確認したか
  • スマホとパソコンのキーイベント率の差を確認したか
  • GA4のキーイベント数と予約システムの予約完了数を見比べたか
  • 今月行う改善を1つ決め、日付とあわせて記録したか

よくある質問(FAQ)

Q: GA4のどのレポートから見始めればよいですか?
A: まずは「エンゲージメント」→「ランディングページ」レポートがおすすめです。入口ページ別のセッション数と予約数を並べると、集客できているのに予約につながらないページがすぐに分かり、最初の改善対象を決めやすくなります。
Q: 予約システムが外部サービスでも予約数をGA4で計測できますか?
A: できます。自院サイト上の予約ボタンのクリックをキーイベントとして計測するのが基本です。予約システム側がGA4連携に対応していれば、予約完了まで計測できるため、ボタンのクリック数と完了数の差も比べられます。
Q: アクセス数が少ない院でもGA4を見る意味はありますか?
A: あります。月数百セッションでも、どのページから予約が入っているかは分かります。数が少ない場合は月単位ではなく3か月単位で集計すると傾向が安定し、改善すべきページを判断しやすくなります。
Q: GA4とGoogleビジネスプロフィールの数字はどう使い分けますか?
A: ビジネスプロフィールはマップ上での表示回数や電話・ルート検索の数、GA4はサイトに来た後の行動を見るツールです。プロフィールのウェブサイトリンクにUTMパラメータを付けると、GA4上でマップ経由の予約を分けて計測できます。

GA4は、見る指標を5つに絞れば院長自身でも十分に使いこなせます。まずは予約ボタンのキーイベント設定から始め、予約につながるページを数字で見つけてください。

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バディフル編集部

整体院・治療院の予約システム「バディフル」を運営する株式会社co-nectの編集チーム。500院以上の予約・カルテの運用支援で見えた実務を、院長向けにまとめています。

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