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SEO対策

隣町の検索でも整体院を見つけてもらう方法|エリアページを乱造しない地域SEO

約9分で読めます バディフル編集部

この記事の目次(8項目)
  1. なぜ隣町の検索で整体院が表示されないのか
  2. エリアページの乱造がかえって危ない理由
  3. 整体院の地域SEOで作るべきエリアページと作ってはいけないページ
  4. 隣町向けのエリアページに載せるべき固有の情報
  5. 隣町の検索を取りに行く7つの手順
  6. Googleビジネスプロフィールと口コミで隣町への「知名度」を上げる
  7. バディフルの支援事例
  8. よくある質問(FAQ)

整体院の地域SEOで隣町からの検索を取りたいとき、地名だけを変えたエリアページを量産するのは逆効果です。隣町の患者さんに見つけてもらう正しいページの作り方を解説します。

この記事でわかること

  • 隣町の「地名+整体」で院が表示されにくい3つの理由(関連性・距離・知名度)
  • 地名差し替えのエリアページがGoogleのスパムポリシー「誘導ページ」に当たるリスク
  • 作るべきエリアページと作ってはいけないページの比較表
  • 予約データから対象の町を選び、ページを作って検証するまでの7つの手順
結論:隣町向けのエリアページは量産せず、来院実績のある2〜3地域に絞って、通院時間や来院事例などその町ならではの情報を載せます。Googleは地名を差し替えただけのページを誘導ページとしてスパム扱いすると明記しています。

なぜ隣町の検索で整体院が表示されないのか

「〇〇町 整体」「〇〇駅 腰痛」のように、院のある町ではなく隣町の名前で検索されたとき、自院がなかなか出てこないという相談はとても多くあります。理由はGoogleがローカル検索の順位を決める仕組みにあります。

Googleビジネスプロフィールのヘルプでは、ローカル検索の順位は主に「関連性」「距離」「知名度」の3つで決まると説明されています。隣町の名前で検索された場合、地図枠(ローカルパック)では「距離」の面でその町にある院が有利になります。院の住所を動かすことはできないため、地図枠で隣町の院を抜くのは簡単ではありません。

一方、地図枠の下に並ぶ通常の検索結果は、ページの中身がどれだけ検索意図に合っているか(関連性)と、サイトがどれだけ信頼されているか(知名度)の影響が大きくなります。隣町からの集客は、地図枠で無理に勝とうとせず、通常の検索結果で「隣町から通う理由」がわかるページを用意するのが近道です。

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エリアページの乱造がかえって危ない理由

隣町対策としてよく見かけるのが、「〇〇市の整体なら」「△△町の整体なら」と、地名だけを差し替えた同じ文章のページを10本、20本と作るやり方です。これは今のGoogleでは逆効果になりやすい手法です。

Google検索セントラルの「スパムに関するポリシー」では、誘導ページ(ドアウェイ)の例として「特定の地域や都市を対象にして、ユーザーを1つのページに誘導する複数のページ」を挙げています。地名だけが違い、中身が同じページはまさにこの形です。

さらにGoogleは2024年3月のコアアップデートで、検索結果に出る質の低いオリジナリティのないコンテンツを45%削減したと公式ブログで発表しています。同時に「大量生成されたコンテンツの不正使用」もスパムポリシーに加わりました。地名差し替えページは、順位がつかないだけでなく、サイト全体の評価を下げる原因にもなりかねません。

実際、薄いエリアページが大量にあるサイトでは、Search Consoleで「クロール済み – インデックス未登録」が増え、本来評価されるべき施術ページや症状ページまでインデックスが遅れることがあります。ページ数を増やすほど有利になる時代は終わったと考えてください。

整体院の地域SEOで作るべきエリアページと作ってはいけないページ

隣町向けの施策を、中身・リスク・効果で比べると次のようになります。

施策 中身 Googleの評価リスク 隣町からの集客効果 手間
地名差し替えページの量産 同じ文章の地名だけを変える 高い(誘導ページに該当) ほぼなし。サイト全体の評価を下げることも 小
隣町ごとの「通院ガイド」ページ アクセス・所要時間・その町の来院事例 低い 高い。実績のある町に絞れば成果が出やすい 中
アクセスページ1本に隣町の行き方を集約 駅・道路別の行き方を1ページにまとめる 低い 中。来院比率が低い町はこれで十分 小
症状ページ・ブログに地域性を入れる その地域に多い仕事や生活による悩みを扱う 低い 中〜高。症状×地域の検索に強い 中
Googleビジネスプロフィールの強化 説明文・投稿・口コミ返信・写真の更新 低い 中。「知名度」を上げて地図枠の範囲を広げる 小〜中

ポイントは、「町の数だけページを作る」のではなく「実際に患者さんが来ている町だけ、ほかの院には書けない情報で1ページ作る」ことです。来院が少ない町は、アクセスページの中で行き方を説明すれば十分です。

隣町向けのエリアページに載せるべき固有の情報

誘導ページと見なされないためには、そのページにしかない情報が必要です。整体院であれば、次のような情報が使えます。

  • 隣町からの具体的な行き方:最寄り駅から何分か、車で何分か、どの道を通るか、駐車場は何台あるか。
  • その町から通う患者さんの声:同意をもらったうえで「△△町から車で15分、仕事帰りに通っています」のような実際の声を載せる。
  • 地域ならではの悩み:工場が多い町なら立ち仕事の腰痛、坂の多い住宅地ならひざの悩み、などその地域の生活に合わせたテーマ。
  • その町から通う人に向けた案内:最終受付の時間、土日の空き状況、乗り換えの多い時間帯の注意など。
  • 院長と地域のつながり:地域のイベントへの出展や、地元のスポーツチームへの帯同などの実績。

これらを書こうとして書けない町は、まだページを作る段階ではありません。書けるだけの来院実績と情報がたまってから作るほうが、結果的に早く順位がつきます。

隣町の検索を取りに行く7つの手順

ここからは、実際に進めるときの手順です。上から順に進めてください。

  1. 来院者の住所を町ごとに集計する:予約システムや問診票から直近12ヶ月の新規患者の住所を集計し、町・駅ごとの比率を出します。
  2. 対象の町を2〜3つに絞る:新規の10%以上を占める町、または院から車・電車で20分以内で、今後増やしたい町を選びます。
  3. Search Consoleで検索の実態を確かめる:「隣町名+整体」「隣町名+腰痛」などで表示回数があるか、何位に出ているかを確認します。
  4. 固有情報を集める:行き方の写真、所要時間、その町から通う患者さんの声(掲載の同意つき)を集めます。
  5. 1つの町につき1ページを作る:上で集めた情報を中心に、施術ページや予約ページへの導線を入れて公開します。
  6. 既存の薄いエリアページを整理する:地名差し替えのページがあれば、内容の近いページへ301転送でまとめるか、noindexにします。
  7. 3ヶ月後に効果を測る:Search Consoleの表示回数・クリック数と、予約データの町別新規数を比べ、伸びた町と伸びない町を見直します。

手順1と7で同じ予約データを使うと、検索順位だけでなく「実際に隣町からの来院が増えたか」まで確かめられます。順位だけを追うと、上がっても予約が増えない町に手間をかけ続けてしまうので注意してください。

Googleビジネスプロフィールと口コミで隣町への「知名度」を上げる

エリアページと並行して、Googleビジネスプロフィール(GBP)も整えます。地図枠は距離の影響が大きいものの、知名度が上がると表示される範囲は少しずつ広がります。

  • 説明文:「△△駅から車で10分」のように、隣町からの通いやすさを自然な文章で入れます。地名を並べ立てるのは逆効果です。
  • 投稿:隣町のイベントへの出展や、季節ごとの地域の話題を月2〜4回投稿します。
  • サービス提供地域:出張施術を行う院であれば、GBPのサービス提供地域を設定できます(最大20件)。店舗だけで出張をしない院は、無理に設定する必要はありません。
  • 口コミ:特定の地名やキーワードを入れてほしいと頼むのは避けます。通っている患者さんが自然に書いた「△△町から通っています」という口コミが、いちばん強い材料になります。

バディフルの支援事例

バディフルではこれまで500院以上の整体院・治療院の集客・経営をサポートしてきた中で、隣町からの集客に悩む院の相談を数多く受けてきました。

ある郊外の整体院では、以前の制作会社が周辺14の町について地名差し替えのエリアページを作っており、そのうち11ページがSearch Consoleで「クロール済み – インデックス未登録」のままでした。予約データを町別に集計すると、隣町からの新規は2つの町に集中していたため、その2町だけ「通院ガイド」ページを新たに作り、残り12ページはアクセスページへ301転送でまとめました。

あわせて、GBPの投稿を月4回に増やし、隣町から通う患者さんの声(掲載同意つき)を毎月1件ずつ追加しました。その結果、6ヶ月で対象2町からの新規予約は月3件から月8件に増え、サイト全体のインデックス済みページの割合も約60%から90%台まで回復しました。

AI検索が普及しても、地道なコンテンツ更新とMEO強化が最も有効なAEO対策になると、複数院の支援を通じて確信しています。AIの回答も、結局は実在する来院事例や地域の情報がきちんと書かれたページを根拠に作られるためです。

よくある質問(FAQ)

Q: すでに地名差し替えのエリアページが20本ほどあります。すぐ全部消すべきですか?
A: 一度に削除するより、まずSearch Consoleで表示やクリックがあるページを確認します。成果のあるページは固有情報を足して残し、残りは内容の近いページへ301転送でまとめるか、noindexにするのが安全です。
Q: 隣町のページは何本まで作ってよいですか?
A: 本数の上限より中身が大切です。目安は新規患者の10%以上が来ている町、または今後増やしたい町の2〜3つです。その町ならではの行き方や来院事例を書けない町は、アクセスページでの説明にとどめます。
Q: Googleビジネスプロフィールの住所を隣町寄りに変えれば表示されやすくなりますか?
A: 実際の所在地と違う住所を登録するのはガイドライン違反で、プロフィールの停止につながります。住所は正しく登録したまま、説明文や投稿、口コミ返信で隣町からの通いやすさを伝えるのが正しい方法です。
Q: 効果が出るまでどのくらいかかりますか?
A: 新しいページがインデックスされて順位が安定するまで、通常は2〜3ヶ月かかります。3ヶ月後にSearch Consoleの表示回数と予約データの町別新規数を比べ、伸びが弱い町は内容を足すか対象から外すかを判断します。

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バディフル編集部

整体院・治療院の予約システム「バディフル」を運営する株式会社co-nectの編集チーム。500院以上の予約・カルテの運用支援で見えた実務を、院長向けにまとめています。

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