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保険証廃止後の整骨院の受付|マイナ保険証・資格確認書で資格を確かめる流れ

約9分で読めます バディフル編集部

この記事の目次(7項目)
  1. 保険証廃止で整骨院の受付は何が変わったのか
  2. 整骨院でマイナ保険証・資格確認書を受け付けるときの受付の流れ
  3. 受付で資格を確かめる7ステップ
  4. 受付で起きやすいトラブルと対処
  5. 予約時の案内で受付の混乱を減らす
  6. バディフルの支援事例
  7. よくある質問(FAQ)

保険証廃止後の整骨院の受付では、マイナ保険証と資格確認書のどちらで来院されても、資格を確かめられる流れを整えておく必要があります。

この記事でわかること

  • 2024年12月の保険証の新規発行停止から、暫定的な取扱いが終わるまでの経過
  • マイナ保険証・資格確認書・資格情報のお知らせのそれぞれで、受付で確かめる項目
  • 読み取り端末がない整骨院でも資格を確かめられる方法
  • 受付で迷わないための7ステップのチェックリスト
  • 予約時の案内で持参漏れを減らし、返戻が月6件から1件になった支援事例
結論:整骨院の受付は、2024年12月2日に保険証の新規発行が止まった前提で、マイナ保険証と資格確認書の両方で資格を確かめる手順を予約時の案内から一本化するのが基本です。

保険証廃止で整骨院の受付は何が変わったのか

従来の健康保険証は、2024年12月2日に新規発行が止まりました。すでに持っている保険証も、経過措置として最長2025年12月1日までしか使えませんでした。国民健康保険と後期高齢者医療制度では、多くの保険証が2025年7月31日に期限を迎えています。

期限が切れた保険証でも資格を確かめてよいとする暫定的な取扱いは、厚生労働省の通知により2026年3月末まで認められていました。現在はこの取扱いも終わっています。今の整骨院の受付で確かめる手段は、次の3つです。

  • マイナ保険証:健康保険証として利用登録したマイナンバーカード
  • 資格確認書:マイナ保険証を持っていない人に保険者が交付するカード型または紙の証明書(有効期限は最長5年)
  • 資格情報のお知らせ:マイナ保険証を持っている人に保険者が送る、記号・番号などを記載した書面(単独では使えず、マイナンバーカードと合わせて使う)

デジタル庁の公表によると、マイナンバーカードの保有枚数は約9,800万枚、保険証としての利用登録は約8,000万件にのぼります。一方で、医療機関でのマイナ保険証の利用率は2025年前半の時点で約3割にとどまっていました。受付にはしばらく、マイナ保険証の人と資格確認書の人が混ざって来院します。どちらで来られても受付が止まらない流れを作ることが、患者さんを待たせないための前提です。

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整骨院でマイナ保険証・資格確認書を受け付けるときの受付の流れ

柔道整復の施術所でも、2024年12月からオンライン資格確認を導入できるようになりました。ただし、医療機関と違って導入は義務ではありません。全国に約5万か所ある施術所(厚生労働省「衛生行政報告例」)の中には、読み取り端末を置いていない院も多くあります。端末の有無によって、受付で確かめる方法が変わります。

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持参物ごとの確認方法の比較

患者さんの持参物 読み取り端末がある院 読み取り端末がない院 受付で控える項目
マイナ保険証 端末で読み取り、本人確認(顔認証または暗証番号)と資格情報を取得する マイナポータルの資格情報画面か「資格情報のお知らせ」を一緒に見せてもらう 保険者番号・記号・番号・負担割合
資格確認書 券面を目で見て確かめる(オンラインでの照会も可) 券面を目で見て確かめる 保険者番号・記号・番号・有効期限
資格情報のお知らせのみ マイナンバーカードの提示もお願いする マイナンバーカードの提示もお願いする 保険者番号・記号・番号・本人確認の結果
期限切れの従来の保険証 暫定的な取扱いは2026年3月末で終了。マイナ保険証か資格確認書の持参をお願いする 案内した日付と内容

大事なのは、マイナンバーカードの券面だけでは保険の資格は分からないという点です。端末がない院では、マイナポータルの画面や「資格情報のお知らせ」を見せてもらわなければ、療養費支給申請書に書く記号・番号を確かめられません。

受付で資格を確かめる7ステップ

スタッフによって確認の仕方がばらつくと、記号・番号の写し間違いや有効期限の見落としから返戻が起きます。次の7ステップを受付マニュアルに入れ、誰が受付に立っても同じ順番で確かめられるようにしましょう。

  1. 予約時に持参物を案内する:予約確定とリマインドのメッセージに「マイナ保険証または資格確認書」と書いておく
  2. 来院時に提示をお願いする:初回の来院と、毎月最初の来院では必ず提示してもらう
  3. 持参物の種類を判別する:上の比較表のどれに当たるかを、受付票にチェックする
  4. 資格を確かめる:端末で読み取るか、券面・画面を目で見て確かめる
  5. 有効期限と負担割合を見る:資格確認書の期限切れ、負担割合の変更(70歳到達時など)を見落とさない
  6. 前回の情報と照らし合わせる:転職・扶養の変更で保険者が変わっていないか、施術録の登録内容と比べる
  7. 確認した日付と方法を記録する:施術録または受付記録に「〇月〇日 資格確認書で確認」のように残す

柔道整復の療養費は月ごとに申請書を作るため、ステップ2の「毎月最初の来院で提示」が特に大事です。月の途中で保険者が変わったことに気づかないまま申請すると、返戻と再申請の手間が後から重なります。

受付で起きやすいトラブルと対処

マイナ保険証を持ってきたが暗証番号を忘れた

読み取り端末がある院では、顔認証を選んでもらえば暗証番号なしで確かめられます。顔認証がうまくいかない場合は、マイナポータルの画面か「資格情報のお知らせ」で確かめます。どちらもない場合の対応(次回の持参をお願いする、当日の扱いをどうするか)は、院のルールとして事前に決めておきましょう。

家族の分をまとめて持ってきた

マイナ保険証は本人確認が前提です。お子さんの付き添いなど、本人が来院している場合は、保護者が代わりに暗証番号を入力したり、目で見て確かめたりする方法をとります。本人が来ていない家族の分は、その日に確かめる必要はありません。

高齢の患者さんが資格確認書と古い保険証を両方持ってくる

後期高齢者には、マイナ保険証の有無にかかわらず資格確認書が交付されています。古い保険証と取り違えないよう、有効期限の欄を必ず見る運用にします。受付票に「資格確認書の有効期限」の記入欄を作っておくと、見落としを防げます。

予約時の案内で受付の混乱を減らす

受付での確認の手間の多くは、来院前の案内で減らせます。予約システムの自動メッセージに持参物の案内を入れておけば、スタッフが毎回口頭で伝える必要はありません。

  • 予約確定時:「ご来院時はマイナ保険証または資格確認書をお持ちください」
  • 前日のリマインド:「月初めのご来院のため、保険の確認をお願いします」(毎月最初の予約だけに送る)
  • 初回の予約時:読み取り端末がない院は「マイナ保険証の方は、資格情報のお知らせかマイナポータルの画面もご用意ください」

案内の文面は、院のホームページ、LINE、予約ページで同じ表現にそろえます。媒体ごとに書き方が違うと、患者さんがどれを持っていけばよいか迷い、結局受付で説明し直すことになります。

バディフルの支援事例

バディフルではこれまで500院以上の整体院・治療院の集客・経営をサポートしてきた中で、保険証の廃止前後に「受付での確認に時間がかかる」「持参物の問い合わせ電話が増えた」という相談を多く受けてきました。

首都圏のある整骨院(施術スタッフ4名)では、予約確定のメッセージと前日のリマインドに持参物の案内を入れました。あわせて受付票に「持参物の種類」と「有効期限」のチェック欄を作り、上記の7ステップを受付マニュアルにまとめました。その結果、1人あたりの受付での確認時間は平均約4分から約2分に短くなり、記号・番号の誤りなどによる返戻・照会は月6件から1件に減りました。

見直しの途中で分かったのは、案内の窓口が分かれていたことです。その院では、開業時に作ったLINE公式アカウントと、分院用に作ったLINE公式アカウントが併存していて、持参物の案内が片方にしか届いていませんでした。バディフルでは、複数のLINE公式アカウントが混在して集客動線が分散しているケースを、この半年で複数見てきました。案内を出す窓口を1つにまとめるだけでも、受付での説明し直しは目に見えて減ります。

よくある質問(FAQ)

Q: 読み取り端末がない整骨院でも、マイナ保険証の患者さんを受け付けられますか?
A: 受け付けられます。マイナンバーカードの券面だけでは資格が分からないため、マイナポータルの資格情報画面か「資格情報のお知らせ」を一緒に見せてもらい、保険者番号・記号・番号を控えます。端末の導入は任意なので、件数と手間を見て判断しましょう。
Q: 資格確認書の有効期限はどれくらいですか?
A: 資格確認書の有効期限は保険者ごとに決められ、最長5年以内です。期限切れのまま施術すると返戻の原因になります。受付では有効期限の欄も必ず確かめ、初回だけでなく毎月最初の来院時にも見直す運用にしておくと安心です。
Q: 有効期限が切れた従来の保険証を出されたらどうすればいいですか?
A: 期限切れの保険証で資格を確かめる暫定的な取扱いは、2026年3月末で終わっています。マイナ保険証か資格確認書の持参をお願いし、手元にない場合は加入先の保険者へ資格確認書の交付を申請するよう案内します。当日の扱いは院のルールに沿って対応します。
Q: 資格の確認は月に何回すればいいですか?
A: 柔道整復の療養費は月ごとに申請書を作るため、少なくとも毎月最初の来院時には確かめるのが基本です。転職や扶養の変更で保険者が変わることもあるので、「月初めは必ず提示」と予約のリマインドで案内しておくと確認漏れを防げます。

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バディフル編集部

整体院・治療院の予約システム「バディフル」を運営する株式会社co-nectの編集チーム。500院以上の予約・カルテの運用支援で見えた実務を、院長向けにまとめています。

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